京都(5):哲学の道「喜さ起」 [国内旅行記:京都/大阪]
京都旅行の一日目を、京都の夏を感じさせる鱧しゃぶで締めることができた。二日目の食事は「とうふ」がテーマ。哲学の道を散策しながら、夏なのにゆどうふをいただくことにする。目的地は「京ゆどうふ」の店「喜さ起」。
まずは、京都駅前からバスに乗り「銀閣寺道」で下車。交差点の向かいから哲学の道は始まっている。道標に従って歩くとほどなく、銀閣寺の参道入り口にいたる。
哲学の道にかんする薀蓄が語られている。銀閣寺への参道の入り口あたり。
哲学者西田幾多郎が思索にふけり散策したという哲学の道。小さな川のほとりの遊歩道には背の低い樹が茂り、おじぎをしながら歩かなければならない。雰囲気のあるお店が散在している。風鈴のお店、冷やし飴も飲める喫茶店。目的地の喜さ起にも、カジュアルな別の店構えがあった。
そうこうしながら、目的地の法然院付近に。橋を渡ってすぐのところに、駐車場、そして、お店の入り口がある。
京ゆどうふの店「喜さ起」入り口。
とおされた座敷は、夏のため冷房を効かせ。窓の外はみられなかった。
哲学の道のはずれには、ゆどうふで有名な南禅寺があるが、なんだか高い。リーズナブルに京らしい料理を、中でもゆどうふをとネットで探した結果みつけたのこのお店。1890円の「京ゆどうふ」のメニューを選ぶ。はじめに早速ゆどうふセットがコンロと共に運ばれ火がつけられる。セットの他の食べ物も、一緒に頼んだビールも、すべて、主菜のゆどうふが煮えるまでに完了するという計算のようだ。
まずは、付け出しが。本日はごま豆腐。季節がら鱧(はも)が乗っている。梅ダレがそえられている。
昨夜、鱧しゃぶをいただいたばかりだが、やはりこの季節は随所に鱧らしい。ごま豆腐の上は鱧おとしで、そこにはやはり梅ダレが添えられている。
ほどなく、てんぷらも運ばれてくる。
てんぷらは塩によくあう組み合わせ。ゆばのてんぷらはころもと身の区別がむずかしい。
ゆどうふは極めてシンプル。ふたの穴から蒸気が噴出したので、ふたをとり、火を小さくする。すでに煮立って食べごろの状態。
じっくりみるだに、直球のゆどうふだなと思う。悪いことではない。
時はきたれり。
では、いただきます。
まったくのゆどうふしょうゆにつけ、薬味をのせ、いただく。
ふはふは、としながら薬味とともにいただくゆどうふ。散策で汗だらだらになりながら、とおされた座敷でビールを飲みながら涼み、あ、はもだ!と夏を感じ。
と思いきや、メインでは冬さながらのあつあつゆどうふ。まさに、冬に暖をとるあのゆどうふ。イメージどおりの直球ゆどうふ。「ふはぁ、あふぃ。。」とかいいながら、たべている自分。ばかなのか?
だが、とうふはシンプルにうまいなと思う自分。夏に汗ダラダラでラーメン喰うのと同じなのか?ちがうのか?
うまかったが、やけに体が暖まってしまった、暑がりの自分。矛盾も感じながら、この暑さなら望むところだと頑固に思う。店をでたら、外国人の観光客に法然院の場所をきかれ、坂のうえの立て看板まで連れて行って、「あっちだ」と教えてあげた。さすがだ京都。国際都市。
哲学の道はさらに続く。有名店の支店も景観にマッチするようにいくつかたたずんでいる。あぶらとり紙の「よーじや」もみつけた。軽く買い物。
よーじやの前の電話ボックスは恋をかなえてくれるらしい。上におきなとおうながいるらしいのだが。。。。
「この電話ボックスの上には「おきな」と「おうな」がいます。桜橋で出会った二人が幸せになりますようにとの思いが込められています。」と説明書きがある。
うちの奥さんと交替ではいって写真をとった。ふと、思う。自分たちは、恋をかなえたいふたりより、ボックスに上にあるという「おきな」と「おうな」のイメージだったりして。。。。
それも悪くない。
哲学の道にはいろんなお店が。散策をスライドショーで!是非是非。>
哲学の道のスライドショー
こうして、京都旅行2日目、テーマ「とうふ」の第一弾はクリア!リーズナブルで、極めてシンプル。それはねらいどおり、満足だった。さて、ひとしきり散策を続け、つぎは京都劇場で「夢から醒めた夢」を見るのだ。
to be continued....
「喜さ起」参考サイト:
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グルメウォーカー クーポン利用で10%引きにしてもらった。
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関西どっとコム 京ゆどうふのメニューの解説。
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京都・哲学の道案内 Philosopher's Walk きわめて詳細な情報。
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京都湯豆腐喜さ起 同じ旅行者の目線で率直な感想。
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