京都(4):「かめ家」ではもしゃぶ [国内旅行記:京都/大阪]
着く早々、足を伸ばして大阪まで行き讃岐うどんをたべ、マンマ・ミーア!を観劇したが、今回は京都旅行。戻ってチェックイン。夕食には鱧(はも)しゃぶをたべた。なんといっても季節だから。
1日目の夕食は、鱧しゃぶをねらい、阪急大宮駅隣接の「かめ家」へ。ホットペッパー.jpのクーポンで「瀬戸内 活きはもコース」3,990円、1ドリンク付。
通されたのは座敷。座敷料は10%かかるのだ。
まず、お通し。なんらかの煮凝りだが、なかなかうまい。
鱧落としがでてくる。その後の鱧しゃぶの身と比べて、大きめの部位に感じた。夏のメニューだから?氷で冷やしてある。
梅ダレをつけて食べるのが作法のよう。たしかに極めて淡白な素材。梅の強烈な味と食感で楽しむ。
メインの鱧しゃぶがとどく。たべるところがすくなそう。
しゃぶしゃぶなのだが、野菜は野菜でナベとして煮ておくらしい。そんなわけで、火の通りに食いものは、さきにダシ湯の中に。
鱧しゃぶは4回ほど、しゃぶ、しゃぶ、しゃぶ、しゃぶとしてポンズでいただく。お湯をくぐって縮まった身は鱧落としのそれより小さくかんじる。身は白身で緩め。すこし、ふぐを思い出した。ポンズで引き立てるので、ポンズや薬味も重要。
「しゃぶしゃぶの後は、雑炊になりますから。声かけてください」と言われていたので、食べ終わったあと、座敷に備え付けの電話で仲居さんにお願いをした。待つこと5分ほどか?その間、弱火ながら火をつけっぱなしにしておいたが、それがいけなかったらしい。「これでは、私、よう作りしませんから、ひきあげさせてもらって、賄いさんに作ってもらいます」といって、引き上げてしまった。しまった。ダシをさましてしまうのはよくないと思ってしたことが仇になった
結局、賄いに引き上げて作って出してもらった雑炊。むしろ、こちらのほうが良かったのではないか。とてもおいしそう。
ぞうすいはうまい!ふぐもそうだが、エキスのでた雑炊はなんだかんだで、一番うまいのではないだろうか。
コースの様子はスライドショーで!>
「かめ家」で鱧(はも)しゃぶのスライドショー
京都では祇園祭りの頃の風物詩らしき「鱧(はも)料理」。祇園祭りは「はも祭り」とも言われるとか。鱧は輸送持ちすることから歴史的に夏に重宝されて来たらしい。京都の町は、持ち帰り寿司屋にも「鱧ちらし」ののぼりが並び、居酒屋メニューにも鱧ものが一品で登場している模様。
レア物感覚で挑戦してみた鱧料理。自分の勝手なイメージでは、ふぐに近い。自分にとっての「レア」な感覚。ふぐも数年前に生まれて初めて食べた。下関でなく、門司だったが。その時に感じたふぐ刺しやふぐちりの身の食感。それが白くてちょっと緩い感じで似ていたこと。どちらも、最後の雑炊がなんだかんだで一番うまかったこと。自分の中ではいくつか符合する。いずれも、上品で高級なものだ。
今回も、ネットいろいろ検索したが、鱧のコースを出すお店はどれもかなりお高い。そんな中、クーポンもあって、「リーズナブル」にいただけた鱧しゃぶのコース。「かめ家」はだからといって、安っぽいわけでもなく、決してお高くもとまらず、ちょっと庶民的ながら京っぽさ(観光客的)も感じられるちょうどよいお店だった。
大阪から始まった京都旅行の一日目。京都の夏を感じさせる鱧しゃぶで締めることができた。二日目の食事は「とうふ」がテーマ。まずは、哲学の道を散策しながら、夏なのにゆどうふをいただき、夜は駅ビルデパートで創作とうふ料理を。夕食前には劇団四季「夢から醒めた夢」のソアレを観劇する予定。
to be continued....
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