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博多(11):劇団四季「マンマ・ミーア!」@福岡シティ劇場 観劇記 [観劇の記録]

先週末の福岡遠征。まずはキャナルシティ近くの「かろのうろん」で軽く腹ごしらえをし。。。
参照>>「博多(10):かろのうろん07年7月7日~博多は山笠一色」

一路、福岡シティ劇場へ向かう。お目当ては劇団四季「マンマ・ミーア!」。


 


久々の福岡には海劇場や大阪でおなじみのマンマ・ミーア!の看板が掲げられていた。

前回、マンマ・ミーア!をみたのは、昨年の7月。やはり旅行で大阪へ行った際の観劇だった。海劇場を離れて以来、この演目はすっかり「旅の楽しみ」と化している。そこで、驚いたのはファンサービスをがんばっていること。電通海劇場で公演していた頃には見られなかった、いや、大阪でも当初はみられなかった、いろんなサービスがロビーに用意されていた。
参照>>「京都(3):大阪でマンマ・ミーア!」



通常、劇場内は撮影が禁止されている。ロビーもその例外ではない。。。と思っていたが、その時はちょっとちがった。客席外は撮影が可能のようだったのだ!

今回は、どうだろう?



 

撮影可能?!!

「写真を撮って送ってね」とまで書いてあるぞ。

これで撮影禁止だったら、逆に笑える(^^;


 


そんなわけで、ホテルのセットを前に記念撮影にいそしんだ。

この撮影スペースは劇場の入り口すぐ、2Fへ昇るエスカレーターの袂の一角。ロビーや売店のフロアと明確に区分されているので、「ここだけ特別撮影可能」という暗黙の主張が感じられた。そこが前回、大阪と異なるところ。小心者の自分にとっては、線が引かれている方が安心できる。


さて、今回のキャストは。。。。

キャスト表

(以下、酷評まじりです。心配な方は読み飛ばしください)

  • 久野ドナ:とにかく、ドナだ。自分は保坂さんでしか見たことがない。間違いなく刷り込まれているので、どんなにほかの役者が好演してもダメに違いない。と、覚悟はしていた。しかし、やはり違えば違うものだ。いきなり初めの登場から雰囲気が違う。なんか、落ち着いているのだ枯れているのだ。オバサンキャラだからよいのか?いや、3人の父親候補との再会に「昔と全然変わらないよ」と言わしめる若さや元気や輝きがあっていいはずだ。ソフィが田舎で祖母に預けられたかわいそうな娘にみえてしまう。サムと歌うSOSは親子の合唱か?往年の看板女優、演技にはさすがの貫禄をみせていた。しかし、設定がきつすぎる。歌声も学生の頃キャッツのCMで聞いたメモリーの面影なく、声量も音域も衰えは隠せない。カーテンコールのダンシングクイーンもいまひとつ盛り上がれない自分。ああ、保坂さん。もう帰ってはこないのか?
  • 青山ロージー:一服の清涼剤。全く青山さんのロージーはかわいくて、笑える。抜群なり
  • 八重沢ターニャ:オバサンだけどスタイルもいいし綺麗。アイリーンでもそうだが、愛らしいくてコミカルでなかなか盛り上がる。
  • 味方ハリー:自分的に八巻さんのイメージが強い中、ちょっとくたびれたオジサン然として、飄々とし、意外にいい味だしていた。でも、ギターは弾けないんですね。きっと。
  • 五十嵐ソフィ:リサから昇格?自分はなかなか好きなソフィだった。歌も演技もなかなかやっていると思う。もともと、ソング&ダンスⅡオバセンで智恵蔵に代わってピアノの上で歌って踊るのがお気に入りだったり、ちょっと田中麗奈っぽくて好みのタイプでもある。つまり、完全なひいき目。多くの人たちは同じには見ないだろう&お腹の肉は落としたほうがいい。
  • 丸山アリ、片瀬リサ:初見。まだまだ演技はたどたどしい。特にリサは例の発声が耳につく。まあ、元気で楽しくて明るければいいので、よしとしよう。福岡もまだまだつづくので成長することだろう。


まあ、配役は好み8割だ。絶対的なものじゃない。あまりに辛口でしたm(__)m


ところで、今回の観劇は6回目。基本的な受け止め方はそうそう変わらないだろうと高をくくっていた。だが、少しそれが揺らいだ今回の観劇だ。


以前のブログで、 「この作品の見方はおそらく二分化している。たぶんオヤジの見方とワカゾーの見方」と語ったことがある。
参照>> 立ち帰るべき記憶。そのための記録:「マンマミーア!!」


オヤジにとって、ここでの楽曲はABBAの音楽であってこのミュージカルのものではない。ワカゾーにとっては、逆に新鮮に感じるこのミュージカルのものだ。

マンマミアBEP


自分の定説は、4回目にオヤジ見から、ワカゾー見に移行。前回5回目からは、完全にワカゾー見が勝っていた。たぶん、これは未来永劫続くことだろうということ。
だが、主要なキャストが変わった今回、5回かけて育んだワカゾー見は3回目位に逆行し、一方、オヤジ見直線のポテンシャルが上昇してしまった感がある。前回観劇後、ロンドンキャストのCDを購入して頻繁に聞いたり、懐かしさからオリジナルABBAの楽曲をダウンロードして、Walkmanで聞いたりしていた。そのことも手伝ったようだ。ダンシングクイーンの訳詩が、再び耳ざわりになり、許しがたい気分が目を覚ました。


ミュージカルの感動に、「楽曲が耳になじむ」という要素は極めて大きい。また、「刷り込み」つまり、初めに覚えたものが「正」となり定着する、その効果もまた大きい。
最近、その効果を感じたのが今、最も自分としてHotなウィキッド。BW版のCDを聞いて、危ないものを感じた。。。
参照>『BW版CD「ウィキッド(WICKED)」 観劇の復習に』
たぶん、初見の前にこのCDを聞くべきでなはない。そんな風に思った。


一連のカタログミュージカル。オリジナルを懐かしむ世代には永遠につきまとうテーマなのかもしれない。ある分岐点でそれを乗り越え、目の前のミュージカルが勝ったと確信した後も、ちょっとしたキャストの変更などで、揺り返しが起こってしまう。それも、観劇の奥深さなのか?自分はそう思うことにした(^^;
それはそれとして、マンマ・ミーア!美術がキレイ。青い舞台。最後に旅立つ二人の場面の大きな月。あれ?月はこんなにリアルだったっけ?記憶とは曖昧だ。
もちろん「総立ちのカーテンコール」。それがすべてでないにしても、とっても大事で最高潮の盛り上がり。福岡でもそれは健在。やや、立ち上がりにとまどいを感じた場ではあったが。

旅先で上演されていたら、きっとまた行くだろう。キャストに不満を感じても、「旅の楽しみ」となった以上(^^)v



マンマ777のスライドショー

さあ、次は夕食。自分的博多の定番。玄界灘の魚の美味しい「魚末」だ。

to be continued....


劇団四季公式HP ステージガイド:http://www.shiki.gr.jp/applause/mammamia/index.html

■公演日程 2007年7月1日(日)開幕~ロングラン公演
(2008年9/24(月・祝)公演分まで発売中)
■会場 福岡シティ劇場
■料金 S席/11,500円 A席/9,450円 B席/6,300円 C席/3,150円
■予約方法 0120-489-444(劇団四季予約センター)
■問い合わせ 092-271-1199(福岡公演本部)

いろんなblogでの「マンマ・ミーア!」福岡公演の評判;
  • rokuwakuワクワク: マンマ・ミーア観劇:ドナは早見さん、福岡初日に続いての観劇『全体的に、カンパニーがなじんできたというか、リズムが一つになって、安定感のある舞台でした。それぞれにゆとりが感じられて、こちらもゆったり観せていただきました。』
  • Singin' in the Rain マンマ・ミーア!福岡公演 初日:初日観劇記。ドナは早見さん『早見ドナと渡辺サムが恋に落ちていた。今でも惹かれあっている。二人はピッタリのカップル?やっぱりこの二人の恋に、もっとドキドキするようなリアリティが必要なのではないでしょうかねぇ?』


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