京都07GW(3):ふたたびの奈良へ。阿修羅像との再会。 [国内旅行記:京都/大阪]
GWに行った京都/奈良旅行。
一日目は昼過ぎに着いたこともあり、駅ビルの「かつくら」でランチの後、近場の「三十三間堂」などを観光。
参照>>京都07GW(1):駅チカ「三十三間堂」&「かつくら」でランチ
二日目は、嵐山遠征。「ぎゃあてい」でおばんざいバイキングを食べ、天龍寺、渡月橋を観光。GWというのにあいにくの雨。自分の雨男を実感した。
参照>>京都07GW(2):嵐山でおばんざいバイキング「ぎゃあてい」
そして、三日目。今、ふたたびの奈良へ、行ってきた。
興福寺の阿修羅像と高校の時以来の再会。
この顔を見たかった。高校生の時に見て以来。忘れられずにいた憂いを含むこの表情。
ひさしぶりに観た阿修羅像の憂いを含んだその顔はやはり美しかった。八部衆像が並ぶなか、ひときわ人込みができていたが、自分も思わずそのひとりとなって佇んでしまった。
阿修羅なのに。。。怒りに任せて、負けても死んでも、蘇っては、また怒って帝釈天と戦い続けて、また負けて死んで、また戦って。。。。そんなドロドロの阿修羅なのに。。。この像はズバリ「少女」だ。体も華奢だし。顔も幼く美しい。そして戸惑いが見える。
1300年以上前にこの像を作った作者は、どんな思いをここに込めたのだろうか?
そして、その後、1300年以上にわたって、自分と同じようにこの像の前に立った数多の人々はどんな思いでこの「少女」を眺めたのだろうか?あるいは、拝んだのだろうか?
なんて思いで金縛りになる。ふっとした拍子に、日常の片隅にある時空のエアスポットにはまって頭が真っ白になる。寺や仏像を観る醍醐味だ。この像を観た高校生の頃、京都/奈良は一大イベントだったけど、かわりに鎌倉ひとり歩きが趣味だったりした。国立博物館で「東大寺展」があって、入場料が高校生には高かったので、「歴史の勉強で」と親に金をせびって「バカか?」とひとこといわれて、名画座の映画をいくつか諦めて、小遣いをはたいて見に行ったり。
久々にタイムスリップした。1300年前の藤原鎌足の時代に?それもあるけど、自分の思春期の頃に。。。今ふたたびの奈良へ。
ほか、東大寺で大仏を観、奈良公園で鹿と戯れ、7つの創作料理のひとつ「大和肉鶏の照焼き丼」を食べ、「柿ケーキ」をおみやげにした。
それらの様子はフルスクリーンで!!07GW奈良のスライドショー
さて、明日は大原へ足を伸ばすか?おばんざいも、もう少し開拓したい。
to be continued.....
「JR東海 | うまし うるわし奈良」HP
http://nara.jr-central.co.jp/nara.nsf/sitetop/index
いろんなblogでの「阿修羅像」の評判;
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私の愛した仏像: 興福寺 阿修羅像:彼岸寺に集まる彼岸僧たちが自分の心に残る仏像を紹介『その姿は、静かな…静寂を湛えつつ、ウチには張り裂けんばかりの躍動を秘めているような清らかさを感じさせます。』
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興福寺の阿修羅像 - ブラームスがお好き - 楽天ブログ(Blog):出張で初めて奈良『特別な雰囲気を持っている。そして、生命を持たないはずの仏像なのに、生けるもの以上の存在感があるのだ。』
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【道】アメリカンフットボール オービック シーガルズ 藤田義生の日記:興福寺阿修羅像と響35年碧陽:広告に足を止めた『ぼくは阿修羅像に何を求めていたのかわからない。ただ、じっと見入ってしまった。』
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