長崎(3):平和のエリア [国内旅行記:九州]
書き損なっていた、先月末の九州旅行の完結編。今回の九州旅行2日目。2年前のリベンジで日帰り長崎へ。まず、長崎につくと、新地中華街でちゃんぽんと皿うどんを食べ。
満腹の後、石橋行きの路面電車で終点まで。スカイロード経由でグラバー亭を上から回遊。きれいな庭園と、長崎港を望む絶景。そして、蝶々婦人がテーマの観光名所を廻った。
そして、最後は平和公園だ。ものごころつくかつかぬかの頃の唯一の記憶を確認しに来た。
今回はどうしても見たいものがあった。平和公園の「平和記念像」。L字の腕に半跏思惟像のように組んだ脚。じぶんがものごころつくく前(?)に訪れた長崎の唯一の記憶。福岡大牟田生まれの自分は、幼稚園前に東京に越し、それ以前は、スナップショットの記憶のみだ。
彫刻家・北村西望氏の作。「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」と作者の言葉が台座の裏に刻まれている。
自分の「平和記念像」は、どういうわけか、屋内にいっぱいにそびえたち、「力士」をイメージさせていた。とても大きくて、その後にみた奈良の大仏のようだった。さすが、幼時、いい加減なイメージだ。
大人の自分が出会った「平和記念像」は、青空に鎮座してましたが、自分の中の雄大さとはかけはなれ、ありきたりのオブジェで、「小さい」感じだった。
これだったのか。。。
この近くには原爆の爆心地もあり、そこへの深い思いもあるが、とりあえず自分の問題の方が前に立った。
しかし、「再認識」というのも、なかなかのイベントだ。
こうして、長崎のリベンジも果たし、かるく感慨にも浸り、また、記憶に刻むことのできる九州への小旅行だった。
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